091005 擬似児童ポルノはなぜ規制されるか

疑似児童ポルノ摘発 成人が剃毛し少女役

10月4日9時34分配信 産経新聞

 “少女”は30歳だった−。女性の陰部が映ったわいせつなDVDを出荷したとして、制作に携わった有名写真家と制作会社の元社長が、わいせつ図画頒布容疑で警視庁に逮捕された。写真家らが制作したのは、童顔の30歳の女優を少女に見立てて裸などを撮影した、いわゆる「疑似児童ポルノ」。少女らがわいせつな姿をさらす児童ポルノへの規制が世界的に強化される中、児童愛好家向けの“合法代替品”として人気を得ているというのだが…。(滝口亜希)

 児童ポルノ問題に詳しい甲南大学法科大学院園田寿教授(刑法)はこうした動きに対し、「子供の性行為を連想させるとしても、出演しているのが成人である以上、表現の自由の観点から考えれば許容せざるを得ない。その上で、フィルタリングなどの手段で規制について考えるべきだ」と指摘する。

 その上で「今後、制作技術が向上していけば、生身の人間が出演しなくても、CG(コンピューターグラフィックス)だけで実写以上にリアルなポルノ作品を作ることができるようになる。暴力系の作品も含め、すべての芸術分野でこうした問題が起こってくるだろう」と警告している。
産経新聞:疑似児童ポルノ摘発 成人が剃毛し少女役
児童の権利を侵害するわけではありません。
分別を持った成人が出演する以上,児童の権利擁護を目的とするのは非常に困難でしょう。
ただし,世の中の雰囲気として,「児童ポルノとは別である。許容されざるを得ない。」というのは勇気が要りますね。
いずれ,議員や法曹関係者が正面から検討しなければいけない時が来るのでしょうが・・・