080403毎日新聞:取り調べ可視化:重大事件、警察も録音・録画 任意の自白、証明−−今夏試行

毎日新聞:取り調べ可視化:重大事件、警察も録音・録画 任意の自白、証明 魚拓

 容疑者が自白して捜査が一定程度進展した時点で、取調官が供述調書を作成する際、調書の内容を容疑者に読み聞かせて内容に間違いがないかを確認する状況をビデオカメラで録音・録画する。20分程度の録音・録画を想定している。容疑者が拒否した場合は行わない。
任意性が問題となる場合,否認から自白に転じた場面こそが問題となります。したがって,確認する部分だけを録画録音することに意味はありません。全過程の録画がない限り,任意性が困難な争点になることは避けられないでしょう。
元検弁護士のつぶやき:警察も試行(取調べ録画)
ついに抵抗し切れなくなったみたいですが、任意性がないことの証拠になる可能性が高いんじゃないかな、という危惧を感じます。
 今は改善されているかもしれませんが、警察官(特に上層部)には公判立証というものを理解していない人がけっこういるからです。
 何回か痛い目を見れば理解できると思いますが。
元検弁護士の評価はかなりきついですね。僕自身は任意性を争ったことがないのでちょっとわかりません。