現職裁判官ストーカー事件 ほかの記事
まずは読売新聞から。
キャッシュは取得できないのでご勘弁を。
侮辱メール十数回、宇都宮地裁判事をストーカー容疑で逮捕
侮辱メール十数回、宇都宮地裁判事をストーカー容疑で逮捕朝日新聞と異なり,「女性を侮辱する内容のメール」を送ったとしています。また,操作対象となっているとする連絡は,東京高裁にあったとされています。宇都宮地裁にはどの程度の情報が与えられたのでしょうか。山梨県警は21日、宇都宮地裁判事の下山芳晴容疑者(55)(東京都文京区)をストーカー規制法違反容疑で逮捕した。
発表などによると、下山容疑者は甲府地家裁都留支部長だった2月19日〜3月19日、山梨県に住む20歳代の裁判所職員の女性の携帯電話に、「今度いつ会えるかなぁ」「今何してるの」と面会を迫るメールや、女性を侮辱する内容のメールを十数回にわたって送り付けた疑い。
下山容疑者は自宅やインターネットカフェのパソコンから、匿名で使える「フリーメール」のアドレスを使って送っていた。
下山容疑者は1984年、浦和地裁判事補として任官。東京地裁判事などを経て、2004年4月から都留支部長を務め、今年4月1日付で宇都宮地家裁足利支部長となった。
女性が3月、「知らない人からメールがくる」と県警に相談。東京高裁から捜査対象者となっていると連絡があり、宇都宮地裁は下山容疑者を4月10日から自宅待機としていた。同23日付で宇都宮地裁判事に異動させていた。
下山容疑者は地裁都留支部で、スナックの女性を侮辱したとして、山梨県大月市議に30万円の慰謝料の支払いを命じる判決を言い渡している。
また、女子児童にわいせつな言葉をかけた男の判決で、「女児に与えた不安は甚大」と述べている。
宇都宮地裁の西岡清一郎所長は記者会見で、「現職の裁判官が逮捕されたのは極めて遺憾。処分は捜査状況を見ながら厳正に対処する」と話した。
つづいては毎日新聞。
ストーカー:宇都宮地裁判事を逮捕 山梨県警魚拓をそのまま張り付けます。
20代の女性にストーカー行為をしたとして、山梨県警生活安全企画課は21日、東京都文京区千石3、宇都宮地裁判事、下山芳晴容疑者(55)をストーカー規制法違反容疑で逮捕した。同地裁によると、女性は裁判所職員という。調べでは、下山容疑者は甲府地家裁都留支部長だった08年2月19日〜3月19日、山梨県内の女性の携帯電話に「今度いつ会えるかなあ」などのメールを匿名でインターネットカフェなどのパソコンから十数回送信し、女性に不安を与える行為をした疑い。恋愛感情が受け入れられず恨んでいたらしい。
女性は3月18日に県警に相談、4月10日に告訴していた。下山容疑者は5月21日、県警の要請に基づき出頭した。県警は同法に基づく警告は出していなかった。県警は容疑の認否については明らかにしていない。
下山容疑者は1981年、司法試験に合格後、浦和地裁(現さいたま地裁)や東京地裁などを経て、甲府地家裁都留支部に04年4月〜08年3月まで勤務していた。
宇都宮地裁によると、下山容疑者は4月3日、宇都宮地家裁足利支部長に着任。しかし、4月10日、東京高裁から宇都宮地裁に、女性が被害を訴えたと連絡があった。西岡清一郎地裁所長は同日、下山容疑者を地裁に呼んで事情を聴き、同日以降、自宅待機とした。その後、自宅待機のまま支部長職にとどめ続けるのは難しいと判断して23日、地裁第2民事部付に異動させた。
西岡所長は会見で「現職の裁判官が逮捕されたのは極めて遺憾。捜査状況を見ながら厳正に処分する」と話した。【藤野基文、曹美河、吉村周平】(後略)
ここでは,読売や朝日にない,「恋愛勘定が受け入れられず恨んでいた」とあります。