080402まだまだ,高金利がお好きな方がたくさんおられるようでして・・・

弁護士のため息:サンデープロジェクト特集「グレーゾーン金利撤廃は是か非か?」を見て驚いた。
3月30日のサンデープロジェクト,見たかったのですが,打ち合わせの準備で見られませんでした。

まずはブログの主の感想(ため息)から。

学者や経済界の方々が多重債務者の被害の実態をいかに知らないのか、再認識しただけのことである。
まあ,僕もいつもそんな感じですよ。
さらに強烈なのが,吉崎達彦と称するエコノミスト(笑)の発言
私はやっぱり法学部の議論だと思うんですね。ちょっと経済学部的に言うと、なんで被害者救済のために利息制限という方法が必要なのかなと。それは他の手段でできないのかなというふうに、率直に思うんですね。で、利息で制限したら何が起きるかというと、意図せざる金融収縮が起きるか、あるいはアングラ経済が拡大するか(田原氏の発言「ヤミ金ね」)、どっちにしろいい話ではないと思うんですね。 / で、もうちょっと言わして頂くとですね、これちょっと申し上げにくいことなんですが、経済学部ワールドからみると、今の司法に対してすごいその疑問があるんですよ。裁判はへんな判決一杯でるし、検察は国策捜査だし、で、弁護士さんもなんかへんな人一杯いるし、そうするとこの過払請求なんかも実は弁護士さんを儲けさせるためのね、そういう手段なんじゃないかと。
うーん・・・。

一部エコノミストは,スイーツ(笑)に倣って,エコノミスト(笑)としたほうがいいのではないでしょうか。

クレサラ事件に積極的に取り組んできた弁護士は,グレーゾーン解消を目的としており,それは達成したわけです。ブログの書き手さんがすでに指摘されていますが,過払い金はグレーゾーンがなければ発生しないので,「過払い請求は弁護士を儲けさせるための手段」なら,グレーゾーン解消はありえないわけです。言っていることが滅茶苦茶です。この人。

木村剛先生といい,エコノミスト(笑)には,貸金業界からのプッシュが激しいようで。