080324朝日新聞:橋下知事が代用監獄必要論

朝日新聞:橋下知事が代用監獄必要論

大阪府橋下徹知事は24日開かれた府議会警察常任委員会で、警察の留置場を本来の拘置所の代わりに使う代用監獄制度について、「治安維持などの点から考えると、実務上の必要性もある」との考えを示した。代用監獄制度は「冤罪の温床になっている」との批判が根強く、昨年5月には国連の拷問禁止委員会が日本政府に改善を求めている。
治安維持と代用監獄とどういう関係が・・・。なぜ拘置所ではいけないのでしょうか。代用監獄は”代用”であり,本来未決拘禁者を収容する場所ではないのです。
「国の拘置施設の整備が遅れているので、警察の留置施設を代用しなければいけない実態がある」という委員の指摘に対し、橋下知事は「単なる収容能力の問題に限らない。事案の真相解明という観点からも考慮する必要がある」と述べた。
はからずも,捜査機関側の本音を代弁しています。取調べのために身柄を近くにおいておきたい,コントロールしたいという本音です。
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要するにこういうことですよね。

【追記】080325橋下知事の件追記
さんけんブログ:言うのなら弁護士資格を返上してからにしてほしい
気持ちはよくわかります。しかし、橋下知事が自ら返上する事はまず考えられないので、知事に対する懲戒請求の結果をまたざるをえないでしょう。