090623 市が民間に委託した業務に従事する人が生活保護申請/給料低すぎで生活できず

47news:市民間委託業務で「生活できず」 大阪、男性に生活保護支給

大阪市の民間委託で地下鉄駅の清掃をしている男性(53)が「低賃金で生活できない」と同市に生活保護を申請し、受給を認められたことが23日分かった。

男性を支援する労働組合は「市の末端の仕事を担う人が、市から生活保護を受けるいびつな形だ」と指摘。「激しい値下げ競争が低賃金を招いており、まさに官製ワーキングプアだ」と入札制度の改善を求めている。

これに対し、市は「政令で、入札の最低価格は制限できないことになっている」としている。

労組によると、男性は昨年4月から市内のビルメンテナンス会社に契約社員として勤務。地下鉄1駅で1日7時間、週6日間働いている。

時給760円で、大阪府最低賃金748円をわずかに上回るが、交通費などを引いた平均月収は約9万円という。

男性は6月15日に生活保護を申請。生活保護基準に満たない分の月額約2万4千円を支給されることが決まった。
非常勤公務員をいわゆる官製ワーキングプアといいます。この問題は典型的な官製ワーキングプアとは異なりますね。公共サービスであっても,その労働に従事する人間はいる訳ですから,それらの人の生活をどう保障するかはひとつの問題でしょう。