090522 インフルエンザーマスクをすべきかせざるべきか

一般医療機関における新型インフルエンザへの対応について
社団法人日本感染症学会より。なお,PDFです。
詳細はぜひ全文を呼んでいただきたいと思います。

今回の新型インフルエンザ(S-OIV)が今後大流行した場合、わが国の死亡者数や死亡率が香港かぜの場合を大きく超えるようなことはないと思われます。しかし、これまで流行してきた季節性インフルエンザでは毎年1 万人前後の死亡者が出ていて4,5)、医療現場ではその都度多忙を極めていますから、数万人の死亡者が出る流行が起これば入院ベッドが不足し、人工呼吸器や救急車が足りない、病院や診療所の外来は混雑を極めるなど、準備の不足は医療現場の大混乱となって現れるのは必至です。
流行が懸念される時期には不要不急の外出を避け、人ごみにはなるべく出ないこと、外出時にはマスク着用、互いの咳エチケットの遵守、外出後のうがいと手洗いが必要です。
一部政府関係者は,
季節性インフルエンザと同視すべき
とか
マスクは罹患した人がすべきである
とか
言っているようですが,どうもあまり楽観視していいものでもなさそうです。

対策初期には,大臣が一部自治体を罵倒したり。かと思ったら,「季節性インフルと同視すべき」と言ってみたり。発言がブレすぎという印象を受けます。

一人一人が冷静に判断するしかないですね。