090415 「貧困ビジネス温床」生活保護者の宿泊施設、実態調査 - 社会

表題の記事はasahi.comより。
やっと調査されるのは感慨深いのですが,悪い方向に利用されないことを願います。
住宅扶助の引き下げとかに。
興味深いのは,ブクマのコメント

id:oguogu 640厚生労働省, 646生活保護, 578貧困ビジネス, 765調査 貧困がビジネスになるのは、社会保障が潤沢でもある証しなんだよな。社会保障が本当に最低だったら、そこから搾取したら直ぐに死んでしまうのだろうから。
 おいおいおい。それはないでしょう。
 潤沢でないところから搾り取るからこそ酷いわけで。
昔から言うではないですか。「ゴマの油と百姓は,絞れば絞るほど取れる」と。最低限からさらに削り取るのがいわゆる貧困ビジネス*1です。「ビジネスとして成立するから潤沢」というのは論理として飛躍しすぎという感があります。
 ていうか,施設に押し込めて,住居費その他の名目で天引きして搾取するのが典型例です。施設から離脱させずに生活保護付けにすることが可能だからこそ成立する手法です。
CW一人頭の手持ち件数が過剰に多く,ゆえに一人ひとりの自立のためのケアができず,したがって,このような手法をとってもCWから介入されることはない。福祉が貧困だからこそ成立する手法だとは思えないでしょうか。

*1:貧困ビジネス,という記載は不適切という意見がありました。確かに,ビッグイシューもある意味「貧困ビジネス」ですので,悪徳業者全般を指すものとして「貧困ビジネス」というのは良くないですね。