080920朝日新聞の変な見出し

asahi.com:父殺害で起訴の息子に殺人未遂罪適用「誤想防衛」認定

大阪市西淀川区の自宅で06年10月、父親(当時56)を殺害したとして殺人の罪に問われた無職、栄幸次郎被告(22)について、大阪地裁(杉田宗久裁判長)は19日、殺人罪の成立を否定したうえ、殺人未遂罪を適用して懲役3年(求刑懲役8年)の実刑判決を言い渡した。

 被告は包丁で父親の頭を刺したが、死亡との因果関係ははっきりしないと認定。また、部屋に入ろうとした父親の頭を鉄製のテーブルの脚で何度も殴った行為は、父に殺されると思い込んだことによる「誤想防衛」だとした。

 判決によると、栄被告は中学2年のころから自室に引きこもり、父親から暴力をふるわれて恐れていた。父が「話をしようや」と部屋に入ろうとした際、一連の暴行に及んだ。判決は、死因について病気による手術後ののど元の呼吸孔がふさがったことによる窒息死と認定した。(平賀拓哉)

本文を見れば分かるかもしれませんが,見出しだけでは何が起きたのかさっぱり分かりません。
この見出しでは,

誤想防衛だから殺人未遂
と読めてしまいます。

誤想防衛と,未遂と認定されたことはまったく別の問題なのですが。